犬が耳をかゆがっていたら。アレルギー性皮膚炎の疑いあり!原因と対策を解説します

ワンちゃんが頻繁に耳を掻いていると「かゆいのかな?」「痛いのかな?」と飼い主さんも気がかりですよね。

今回はワンちゃんが耳をかゆがっている場合の原因と対策を解説していきます。

原因

耳血腫

耳血腫とは耳に血液がたまってしまう病気です。血液がたまった部分は熱を持ち、痛みやかゆみを引き起こします。

耳血腫の明確な原因はわかっていません。耳ダニや外耳炎などのかゆみによって耳を掻いたりすることで、血管が破れ発症することが多いですが、耳の病気を持っていなくても発症することがあります。

また、耳をぶつけて打撲したり他の犬に噛まれて耳血腫ができる場合もあります。

外耳炎

外耳炎を発症すると、べとべとした臭いのある耳垢がたまります。かゆみが出るため、しきりに耳を掻いたり頭を振ったりといった症状が見られます。

原因は様々ですが、主に細菌や真菌が耳垢に繁殖することで引き起こされたり、耳ヒゼンダニというダニによって引き起こされることが多いようです。

炎症が慢性化すると、耳の皮膚が厚くなり耳の穴がふさがってしまうことがあります。

外耳炎になりやすい犬種としては、ミニチュア・ダックスフンドやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどのたれ耳の犬がかかりやすいので特に注意が必要です。

アレルギー

アレルギーが原因の場合でもかゆみの症状が見られます。特に多いのがノミアレルギーや食物アレルギーです。

ノミアレルギーはノミに咬まれることにより、ノミの唾液中に含まれる物質に対してアレルギー反応を起こし、その症状としてかゆみが出ます。

食物アレルギーの原因となりやすいものとしては、小麦、とうもろこしなどがあります。

予防はできるの?

耳血腫の場合には、原因がわかっていないので、明確な予防法はないのですが、耳ダニや外耳炎などのかゆみを引き起こす病気にならないようにすることが、耳血腫の予防にもつながります。

外耳炎にならないようにするには、日頃から汚れていないか耳の中をチェックし、耳掃除をしましょう。湿らせたコットンや綿棒で掃除するのがおすすめです。乾いていると、耳の中を傷つけてしまう恐れもあるので気を付けましょう。

ノミアレルギーの場合には、ノミに咬まれないようフロントラインなどのノミダニの駆虫薬を使用しましょう。市販のものよりも動物病院で処方される薬のほうがおすすめです。

また、食物アレルギーの場合には、原因となりやすい小麦やとうもろこしなどの穀物が使用されていないグレインフリーのフードを与えることをおすすめします。

最後に

今回ご紹介した病気は命にかかわるような重大な病気ではありませんが、放っておくと悪化してしまうものばかりです。

「そのうち治るかな?」と様子を見ていると、どんどんひどくなってしまい完治が難しい、なんてことにもなりかねません。

しきりに耳を掻くようなしぐさがみられたらぜひ一度、動物病院を受診してみてください。