犬が嘔吐した!考えられる原因や病気、対策を解説します

愛犬が嘔吐してしまったら、「病気かな?」「どうしたらいいの?」と焦ってしまいますよね。

今回は嘔吐した場合に疑われる病気と、日頃からできる対策をご紹介いたします。

疑われる病気

回虫症

回虫症は特に子犬が感染すると下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。他の病気と見極める点は、便や嘔吐物の中に白く細長いそうめんのような虫がいたら回虫症です。

成犬が感染すると主に下痢の症状が見られますが、無症状であることも多いようです。

回虫症に感染する原因として多く見られるのが、回虫症に感染している他の犬の便をお散歩中などに匂いを嗅いで、口に触れてしまう経口感染です。

その他の原因としては、子犬が母犬の胎内にいるときに感染する胎盤感染、お乳によって感染する乳汁感染などがあります。

腸閉塞

腸閉塞の症状は、どの程度のつまり具合なのかによって異なります。

つまりが軽い場合には、嘔吐や下痢、便秘、食欲不振などが見られます。完全につまってしまうと、先ほどの症状のほかに腹痛よりお腹を丸めた姿勢をとったり元気が全くなくなります。

また、つまりによって腸の血行が阻害されて腸管が壊死するとショック状態になり、死んでしまうこともあります。

腸閉塞の多くは異物の飲み込みが原因です。犬は好奇心旺盛で、目につくものをなんでも口に入れたがります。ちょっと目を離したすきに、ボールなどのおもちゃやティッシュ、ビニールなどを飲み込んでしまうことがあります。

他にも、腸の腫瘍や腸管に大量に寄生した寄生虫が原因で腸閉塞になってしまうことがあります。

中毒

中毒の症状で多いのが、突然の激しい嘔吐や下痢、痙攣、口から泡を吹いたりする、昏睡状態になり動けなくなるといった症状です。

ただし、これらの症状はほかの病気でも見られるので注意が必要です。中毒の診断はとても難しく、中毒の根拠となる明確なものがない限りは、まずほかの病気を疑って診断します。

原因として有名なのは、玉ねぎやチョコレート中毒ではないでしょうか。

玉ねぎ中毒は、玉ねぎに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、犬の血液中の赤血球を壊してしまうことによっておこります。赤血球が破壊されることで急性の貧血や血尿などを引き起こす場合があります。

チョコレート中毒は、カカオに含まれるテオブロミンという成分が原因です。よって、チョコレートだけでなくココアやコーヒーも危険ですので舐めさせたりしないようにしてください。症状としては、嘔吐や下痢、不整脈、発熱などが見られます。

その他の原因としては、化学薬品や殺鼠剤、除草剤の中毒などがあります。

対策は?

回虫症の対策としては、散歩中などに他の犬の便に触れさせないようにしましょう。

腸閉塞にならないようにするには、愛犬が届く範囲に飲み込めるようなものを置かない、目を離すときはゲージに入れるなどを徹底して異物を飲み込む危険をなくしましょう。

また、普段からいたずらや食べ物以外を口に入れないようしつけておくことが大切です。

中毒に対しては、原因となる物質に愛犬を近づけないことが大切です。よって、人間の食べ物はできるだけ与えないようにしましょう。

私たち人間にとっては無害でも、玉ねぎやチョコレート、ニンニクなど犬にとっては有害なものもあります。

また、殺虫剤や除草剤が使用された場所を散歩などで通る際も気を付けましょう。舐めてしまうと中毒になってしまう可能性があります。

最後に

嘔吐というのは、食べ過ぎなどの軽いものから、中毒などの命にかかわるような病気のものまで幅広く症状として現れます。

緊急性の低いものであれば、お家で様子をみていただいてもOKですが、一刻を争うものもあり、素人判断で診断してしまうのはとても危険です。

愛犬に異変が起きたらすぐに動物病院で診察してもらいましょう。