犬が急激に痩せた、太った!生活環境に変化がない場合、病気の疑いあり!原因は?

引っ越しをしたり、特に環境の変化があったわけではないのに、最近なんだか痩せてきた、太ってきたと感じたら病気の疑いがあるかもしれません。

ただ、体重や見た目の変化だけでは単に痩せただけなのか、病気なのか判断がつきませんよね。そこで、他にもこんな症状が現れたらこの病気かも、というものをご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

原因

糖尿病

糖尿病になると、食べても食べても痩せるといった症状や、水を飲む量が増える、おしっこの回数や量が増えるといった症状が見られるようになります。

悪化すると、元気がなくなったり食欲がなくなったり、嘔吐が見られ、さらに悪化すると昏睡状態になり命に関わることがあります。

糖尿病を発症するはっきりとした原因はわかっていませんが、肥満や遺伝的要因などが関係しているといわれています。

また、糖尿病には2種類あり、よく見られるのは血液中の糖を細胞に吸収する働きをする「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されなくなるタイプです。糖が吸収されなくなることで高血糖になってしまいます。

もう1つは、インスリンは分泌されているのにその働きが弱くなってしまうタイプです。こちらはあまり一般的ではありませんが、メスの発情後期の黄体ホルモンが上昇しているときにまれにみられることがあります。

クッシング症候群

クッシング症候群になると、水を飲む量が増える、おしっこの量が増える、いっぱい食べるのにやせていく、全体的に毛がうすくなる、左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れるなどの症状がみられるようになります。

他にも皮膚が黒ずんだり脂っぽくなったりといった症状もみられ、病気が進行するとだんだん元気がなくなり眠ってばかりいるようになります。

原因は、脳下垂体や腎臓の傍にある副腎という器官の副腎皮質と呼ばれる部分に腫瘍ができ、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてしまうことです。

回虫

回虫症は成犬では下痢がみられることがありますが、ほとんどは無症状のことが多いようです。しかし、子犬が感染すると下痢や嘔吐といった症状や、お腹が膨れるといった症状が見られます。

また、元気がなくなりひどい場合には命に関わる場合もあります。

回虫症の原因は、犬回虫という寄生虫の感染です。おもな感染経路は、犬回虫に感染している他のいぬの便のニオイを嗅いだときに口から入ってしまう経口感染です。

他には、母犬の胎内で感染してしまう胎盤感染やお乳によって感染してしまう乳汁感染などがあります。

回虫は最終的に小腸に寄生し、多数寄生されると下痢などの症状が重くなったり小腸に回虫が詰まり、腸閉塞の原因となったりします。

それぞれの対策は?

糖尿病を予防するためには、肥満にならないようにすることが大切です。適度な食事と運動を心掛けましょう。

クッシング症候群には明確な予防法はありません。なので、早期発見・早期治療がとても大切です。気になる症状が出たら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

回虫症を予防するためには、散歩中などに他の犬のうんちに触れさせないようにしましょう。また、子供を産ませようと考えている場合は、事前にしっかりと駆虫をしておきましょう。

最後に

今回は急な体重の変化から考えられる主な3つの病気をご紹介しました。どれも放置してしまうと、命に関わるものばかりです。

「少し様子をみようかな」と放置せず、気になることがあったらすぐに動物病院で診察してもらいましょう!