犬が時々後ろ足をあげることがある・・・その原因とは?

あなたのワンちゃんは時々後ろ足をあげて歩くことはありませんか?

犬は言葉を話せないので、いつもと少し様子が違うと心配になりますよね。ここでは、そんな症状が見られたら疑うべき3つの病気を紹介します。

疑われる病気

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は膝のお皿のところの溝が浅く、お皿が外れやすくなってしまう病気です。はずれやすさによって4つのグレードに分けられます。

グレード1では、脱臼しても自然と戻ることが多く、無症状で気づかないことが多いです。

グレード2では、脱臼したまま歩くことがありますが、人間の手で戻してあげたり、犬が足を伸ばしたりして自分で戻すこともあるようです。

グレード3になると、脱臼を戻してもまたすぐに脱臼してしまいます。そのため、足をあげて歩くことが多くなります。

さらに進んでグレード4になると、常に脱臼している状態となり、元に戻せず、足をあげたままの状態で歩くといった歩行異常が見られるようになります。

骨肉腫

骨肉腫とは骨のがんです。発症すると激しい痛みとともに足をあげる、引きずるなどの症状が見られるようになります。

特に大型犬に多く見られます。骨肉腫は進行がとても早く、発見されたときにはすでに転移している場合が多いです。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂を起こすと、急性断裂では後肢を上げて歩いたり、少しだけ地面につけて歩いたりするようになります。

慢性化したものでは、足を引きずったり、立ったり座ったりの動作がつらそうな様子が見られます。

事故や激しい運動などによって急激に圧力が加わることが原因となることが多いですが、肥満による股関節への負担が原因となる場合もあります。

対処法は?

膝蓋骨脱臼を予防するためには、滑りやすいフローリングにはマットを敷くなど膝に負担をかけないことが大切です。また、膝蓋骨脱臼は遺伝するので、繁殖しないようにしましょう。

骨肉腫は原因が分かっていません。予防が難しく、転移も早いので早期発見・早期治療が何よりも大切です。疑わしい症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

前十字靭帯断裂にならないようにするには日頃から激しい運動は避けるようにしましょう。また、食事管理をしっかりして肥満にならないようにしましょう。

最後に

後ろ足をあげた場合に考えられる病気をいくつかご紹介いたしました。愛犬にあてはまる症状がないか参考にしていただければと思います。

しかし、素人判断でうちの子はこの症状だからこの病気だろうと決めつけてしまうのは良くありません。手遅れになってしまうかもしれません。

初期の段階で治療をすれば、治るまでの時間も治療費も少なくてすみます。

いつもと様子が違うと感じたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。