嘔吐しようとしてもできないで苦しんでいる・・・胃捻転の可能性大!原因と対策を解説します

胃捻転とは

胃がガスや食べ物で膨らんだときにねじれを起こし、さらに膨らみが大きくなり全身に悪影響が出ます。治療が遅れると、ショック状態となり命に関わります。

症状

胃捻転になると、胃がねじれているので吐こうとしても吐けず、よだれを大量に垂らすようになります。さらに悪化すると、だんだん元気がなくなってきて呼吸が苦しそうになってきます。

そのまま放置してしまうと、ねじれた胃によって血管が圧迫され、心臓に血液が行き渡らずショック状態になります。このため、治療が遅れると死んでしまうことが多くあります。

原因

ご飯の早食いや水の一気飲み、食後すぐの運動などが原因で考えられています。

また、ボルゾイやシェパードなど胸の深い大型犬でよく見られます。小型犬でも、ミニチュアダックスやペキニーズでもよく見られるので注意が必要です。

治療

初期の段階では、胃にチューブを入れたり太い針を刺したりして胃の中のガスを抜く方法が一般的です。

重症になると、全身麻酔をかけて胃のねじれをもとに戻しますが、ただもとに戻すだけだとかなりの高確率で再発の危険がありますので、胃の一方を固定することがあります。

また、症例によっては胃を部分的に切除して、容積を減らすという手術も有効です。

手術費用はだいたい20万から50万円くらいを設定している動物病院が多いようです。ペットは人間と違って自由診療のため、獣医さんが自分で価格を設定しているので、動物病院によって価格が違います。

予防

早食い防止の食器を使用したり、ドカ食いさせないために、食事の回数は2回から3回くらいにしましょう。

また、ドライフードを与えている場合にはフードが水分を含み膨張するので、食事後すぐに水を与えないようにしてください。ふやかしてから与えたりすると良いでしょう。

そして、食後すぐや水をたくさん飲んだ後はゆっくり休ませ、落ち着いてからお散歩や遊んだりといった運動をするようにしてください。

最後にもう1つ。ペット保険に加入することをおすすめします。先ほども言いましたが、ペットは自由診療のため動物病院によって価格が異なります。また、人間のように保険がないため、全額自己負担となってしまいます。

ペット保険に加入すれば、人間と同じように保険がきくので、加入するプランによっては8割や7割を保険会社が負担してくれます。

お金がなくて、治療を受けさせてあげられないということにならないためにも、ぜひ加入しておきましょう。

最後に

胃捻転は突然発症し、また一度発症すると再発も多いと言われています。

命にも関わる病気のため愛犬の容態が急変したらできるだけ早く動物病院に連れていきましょう。

食欲がない場合に考えられる病気とは?原因と対策を解説します

いつもはご飯をあげるとガツガツ食べるのに、「今日は食べが悪いな」というときはありませんか?もしかしたら、体の中で何か異変が起きているのかもしれません。

今回は、食欲がない場合に疑われる病気の原因と対策を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!

原因は?

歯周病

歯周病の初期の段階では、歯茎が赤くなる程度ですが、進行すると出血や口臭がしたり、痛みで食べることが億劫になり食欲がなくなるといった症状がみられます。

歯周病が進行すると、歯周病の細菌が血流にのって全身に運ばれ、心臓や腎臓にたどり着き、他の内臓疾患を併発することもあります。

主な原因は、歯に付着した歯垢を放置し、それが歯石となりやがてその細菌が繁殖し炎症を起こすことで歯周病になっていきます。重症になると、全身麻酔で歯を抜く手術をしなければなりません。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症は、未経産や出産したことがあっても高齢になったメスに多く見られます。

症状としては、子宮から膿が出るようになり、熱が出たり水をたくさん飲むようになる、おしっこの量が増えたりします。病気が進行すると、食欲がなくなり元気もなくなります。

子宮が細菌に感染し、炎症を起こすことで子宮の中に膿がたまることが原因です。子宮蓄膿症になった場合には、一般的に子宮の摘出手術を行って治療します。

肺炎

肺炎になると、咳が出て食欲がなくなる、運動を嫌がる、疲れやすいといった症状がみられる他、運動しているときに呼吸が苦しそうだったり、呼吸困難になってしまうこともあります。

肺炎は、ケンネルコフの原因となるアデノウイルスや細菌などが気管に侵入し、感染することで起こります。また、アレルギーや寄生虫が原因でなる場合もあります。

対策は?

歯周病の予防には、歯磨きが一番です。理想は毎日することですが、犬の歯垢はだいたい3~5日で歯石になると言われているので、最低でも週に2~3回歯磨きをするようにしましょう。

また、半生フードや缶詰などは歯垢が付きやすいので、ドライフードを与えるようにしましょう。

子宮蓄膿症は、避妊手術をすることで予防することができます。出産させるつもりがないのであれば、初回の発情が来る前に避妊手術をすることをおすすめします。そうすれば、乳腺腫瘍という病気も予防することができます。

肺炎を予防するためには、ワクチンを定期的に接種しましょう。また、健康管理にも気を配り生活環境を清潔に保つことが大切です。

最後に

ただ単に食欲がないという場合もありますが、愛犬からの病気のサインということも考えられます。

他にも症状が出ていないかよく観察し、病気を早期発見・早期治療するようにしましょう。

犬が急激に痩せた、太った!生活環境に変化がない場合、病気の疑いあり!原因は?

引っ越しをしたり、特に環境の変化があったわけではないのに、最近なんだか痩せてきた、太ってきたと感じたら病気の疑いがあるかもしれません。

ただ、体重や見た目の変化だけでは単に痩せただけなのか、病気なのか判断がつきませんよね。そこで、他にもこんな症状が現れたらこの病気かも、というものをご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

原因

糖尿病

糖尿病になると、食べても食べても痩せるといった症状や、水を飲む量が増える、おしっこの回数や量が増えるといった症状が見られるようになります。

悪化すると、元気がなくなったり食欲がなくなったり、嘔吐が見られ、さらに悪化すると昏睡状態になり命に関わることがあります。

糖尿病を発症するはっきりとした原因はわかっていませんが、肥満や遺伝的要因などが関係しているといわれています。

また、糖尿病には2種類あり、よく見られるのは血液中の糖を細胞に吸収する働きをする「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されなくなるタイプです。糖が吸収されなくなることで高血糖になってしまいます。

もう1つは、インスリンは分泌されているのにその働きが弱くなってしまうタイプです。こちらはあまり一般的ではありませんが、メスの発情後期の黄体ホルモンが上昇しているときにまれにみられることがあります。

クッシング症候群

クッシング症候群になると、水を飲む量が増える、おしっこの量が増える、いっぱい食べるのにやせていく、全体的に毛がうすくなる、左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れるなどの症状がみられるようになります。

他にも皮膚が黒ずんだり脂っぽくなったりといった症状もみられ、病気が進行するとだんだん元気がなくなり眠ってばかりいるようになります。

原因は、脳下垂体や腎臓の傍にある副腎という器官の副腎皮質と呼ばれる部分に腫瘍ができ、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてしまうことです。

回虫

回虫症は成犬では下痢がみられることがありますが、ほとんどは無症状のことが多いようです。しかし、子犬が感染すると下痢や嘔吐といった症状や、お腹が膨れるといった症状が見られます。

また、元気がなくなりひどい場合には命に関わる場合もあります。

回虫症の原因は、犬回虫という寄生虫の感染です。おもな感染経路は、犬回虫に感染している他のいぬの便のニオイを嗅いだときに口から入ってしまう経口感染です。

他には、母犬の胎内で感染してしまう胎盤感染やお乳によって感染してしまう乳汁感染などがあります。

回虫は最終的に小腸に寄生し、多数寄生されると下痢などの症状が重くなったり小腸に回虫が詰まり、腸閉塞の原因となったりします。

それぞれの対策は?

糖尿病を予防するためには、肥満にならないようにすることが大切です。適度な食事と運動を心掛けましょう。

クッシング症候群には明確な予防法はありません。なので、早期発見・早期治療がとても大切です。気になる症状が出たら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

回虫症を予防するためには、散歩中などに他の犬のうんちに触れさせないようにしましょう。また、子供を産ませようと考えている場合は、事前にしっかりと駆虫をしておきましょう。

最後に

今回は急な体重の変化から考えられる主な3つの病気をご紹介しました。どれも放置してしまうと、命に関わるものばかりです。

「少し様子をみようかな」と放置せず、気になることがあったらすぐに動物病院で診察してもらいましょう!

犬が咳をしている場合に考えられる原因と対策を解説します!

犬も人間と一緒で咳をすることがあります。何かが喉に詰まったときにするときもあれば病気のサインかも・・・という咳もあります。

今回は咳をしているときに考えられる病気の原因と対策を解説します。

咳の原因は?

ケンネルコフ

食欲も元気もあるけれど、時々咳をするという場合に考えられる病気として、ケンネルコフが挙げられます。

ケンネルコフはウイルスや細菌の接触感染や飛沫感染が原因で発症します。ペットショップなど犬が集団で生活する環境では1頭が発症すると次々と感染してしまいます。

フィラリア症

フィラリアに感染しても初期の段階では、ほとんど症状はみられませんが寄生されてから年月が経過すると咳の症状が見られるようになります。

フィラリアに感染している犬を蚊が吸血することによってフィラリアの幼虫が蚊の体内に入ります。その蚊に吸血されると、口から幼虫が犬の体内に入り、感染してしまいます。

フィラリアが多数寄生している場合には、大動脈症候群になりすぐに治療を行わなければいけません。治療が遅れると致死率はほぼ100%です。

心臓病

咳のほかに疲れやすい、運動をしたがらないといった症状が見られたら、僧帽弁閉鎖不全症を疑いましょう。

心臓の中にある血液の逆流を防ぐ働きをする僧帽弁が変性し、弁がしっかり閉じなくなることが原因です。

変性が起こる原因は不明とされていますが、キャバリアやマルチーズなどの犬種に多いことから遺伝的要因があるのではないかと考えられています。

どうしたら予防できるの?

ケンネルコフの原因となるウイルスのいくつかに対してはワクチンがあるので子犬のころからきちんと接種するようにしましょう。

フィラリアの確実な予防法は月に1回の予防薬の投与です。この薬は幼虫が血管に入る前に死滅させてくれるものです。投与期間は蚊が出る1カ月前からいなくなる1カ月後までといわれていますが、理想は1年を通しての投薬をおすすめします。

また、1年間薬を与えていなかった場合には薬をあげる前に必ず、病院でフィラリアに感染していないか検査をしてもらいましょう。

1年間毎月与えていれば、感染の心配はありませんが、そうでない場合に感染している状態で薬を与えてしまうと、死滅した血管につまってしまい愛犬がショック死してしまうことがあります。

僧帽弁閉鎖不全症は原因不明の病気で発症してしまうと完治することはありません。なので、こうすれば予防できるといった確実な方法があるわけではありません。

しかし、発症してしまった場合に病気の進行を遅らせることができますので、早期発見・早期治療がカギとなります。

発症しやすい犬種を飼っている場合には健康診断を定期的に受けることをおすすめします。

最後に

ひとくちに咳といっても、様々な原因、病気があります。

ちょっと咳き込んだだけのものもあれば、心臓病など大きな病気のサインという場合もあります。

咳が長引くようであれば、愛犬の健康を守るためにも一度動物病院を受診してみましょう。

犬が血尿をしたら、腎炎の疑いあり!原因と対策を解説します

「おしっこが赤い!」「血が混じっている!」血尿は愛犬からの病気や体の異常を知らせるサインです。

血尿の症状が現れる病気を紹介しますので参考にしてみてください。

血尿の原因は?

尿道結石

尿道に結石ができる病気で、尿の通り道に結石ができておしっこの量が減ったり、ほとんどおしっこが出なくなったりします。また、おしっこしようとしてるのに出なかったり、ようやく出ても血尿だったりといった症状が見られます。

結石の種類には様々ありますが、犬に多くみられるのはストルバイト結石です。

尿石は、食べ物・水などから摂取されたカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが原因でおしっこがアルカリ性に傾くことでできやすくなります。これらを多く含む食事を過剰に、あるいは日常的に与えることによって、尿中に排泄されて結石ができてしまいます。

膀胱炎

膀胱炎になると、おしっこの色が濁ったり、血液が混じりピンク色のおしっこが出たり食欲が落ちたりといった症状が見られます。

膀胱炎の原因は寄生虫や外傷などさまざまですが、犬で多いのは細菌感染です。また、尿道が細く長いオスよりも尿道が太く短いメスのほうが膀胱炎になりやすい傾向があります。

腎炎

腎炎には急性腎炎と慢性腎炎があります。

急性腎炎の場合は、おしっこの量が減ったり血尿が出たりします。また、むくみや痛みなども見られ、進行するとおしっこが大量に出るなどの症状が見られます。

慢性腎炎の場合では、目立った症状は特にないのですが、症状がなくても進行しているので腎臓機能が低下する腎不全になる前に発見する必要があります。

急性腎炎の原因はウイルスや細菌感染によるもので、子宮に膿がたまる子宮蓄膿症などほかの病気からの感染もあります。この、急性腎炎からそのまま慢性腎炎になったり、急性腎炎を繰り返したりすることで慢性化することが多いです。

対策は?

結石ができやすい体質のワンちゃんは、獣医さんに相談しておしっこのpHを調整する療法食を処方してもらいましょう。また、おしっこが濃くなると石ができやすくなってしまいますので、我慢させないようにしましょう。

細菌感染による膀胱炎もバランスのとれた食事を与え、おしっこを我慢させないといったことで予防できます。ワンちゃんの生活する環境を清潔に保つことも大切です。

腎炎はウイルスや細菌感染が原因のことが多いので、感染しないようワクチン接種を必ず行いましょう。急性腎炎の予防が慢性腎炎の予防にもつながります。

腎炎になってしまうと完治が難しいため、腎不全に進行するのを防ぐ治療をします。万が一、腎炎になってしまっても早期発見・早期治療ができれば病気の進行を遅らせることができますので、日頃から愛犬のおしっこの様子を注意深く観察するようにしましょう。

最後に

おしっこの異常が見られた場合に疑われる病気を3つほどご紹介いたしました。

おしっこは目に見えるので何かしら異変が起きた場合、とてもわかりやすいです。愛犬からのこのサインを見逃さずに受け取れるかどうかでその後の治療や治るまで期間が変わってきます。

異常が見られたら、早めに動物病院の受診することをおすすめします!

犬が時々後ろ足をあげることがある・・・その原因とは?

あなたのワンちゃんは時々後ろ足をあげて歩くことはありませんか?

犬は言葉を話せないので、いつもと少し様子が違うと心配になりますよね。ここでは、そんな症状が見られたら疑うべき3つの病気を紹介します。

疑われる病気

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は膝のお皿のところの溝が浅く、お皿が外れやすくなってしまう病気です。はずれやすさによって4つのグレードに分けられます。

グレード1では、脱臼しても自然と戻ることが多く、無症状で気づかないことが多いです。

グレード2では、脱臼したまま歩くことがありますが、人間の手で戻してあげたり、犬が足を伸ばしたりして自分で戻すこともあるようです。

グレード3になると、脱臼を戻してもまたすぐに脱臼してしまいます。そのため、足をあげて歩くことが多くなります。

さらに進んでグレード4になると、常に脱臼している状態となり、元に戻せず、足をあげたままの状態で歩くといった歩行異常が見られるようになります。

骨肉腫

骨肉腫とは骨のがんです。発症すると激しい痛みとともに足をあげる、引きずるなどの症状が見られるようになります。

特に大型犬に多く見られます。骨肉腫は進行がとても早く、発見されたときにはすでに転移している場合が多いです。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂を起こすと、急性断裂では後肢を上げて歩いたり、少しだけ地面につけて歩いたりするようになります。

慢性化したものでは、足を引きずったり、立ったり座ったりの動作がつらそうな様子が見られます。

事故や激しい運動などによって急激に圧力が加わることが原因となることが多いですが、肥満による股関節への負担が原因となる場合もあります。

対処法は?

膝蓋骨脱臼を予防するためには、滑りやすいフローリングにはマットを敷くなど膝に負担をかけないことが大切です。また、膝蓋骨脱臼は遺伝するので、繁殖しないようにしましょう。

骨肉腫は原因が分かっていません。予防が難しく、転移も早いので早期発見・早期治療が何よりも大切です。疑わしい症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

前十字靭帯断裂にならないようにするには日頃から激しい運動は避けるようにしましょう。また、食事管理をしっかりして肥満にならないようにしましょう。

最後に

後ろ足をあげた場合に考えられる病気をいくつかご紹介いたしました。愛犬にあてはまる症状がないか参考にしていただければと思います。

しかし、素人判断でうちの子はこの症状だからこの病気だろうと決めつけてしまうのは良くありません。手遅れになってしまうかもしれません。

初期の段階で治療をすれば、治るまでの時間も治療費も少なくてすみます。

いつもと様子が違うと感じたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。