犬が耳をかゆがっていたら。アレルギー性皮膚炎の疑いあり!原因と対策を解説します

ワンちゃんが頻繁に耳を掻いていると「かゆいのかな?」「痛いのかな?」と飼い主さんも気がかりですよね。

今回はワンちゃんが耳をかゆがっている場合の原因と対策を解説していきます。

原因

耳血腫

耳血腫とは耳に血液がたまってしまう病気です。血液がたまった部分は熱を持ち、痛みやかゆみを引き起こします。

耳血腫の明確な原因はわかっていません。耳ダニや外耳炎などのかゆみによって耳を掻いたりすることで、血管が破れ発症することが多いですが、耳の病気を持っていなくても発症することがあります。

また、耳をぶつけて打撲したり他の犬に噛まれて耳血腫ができる場合もあります。

外耳炎

外耳炎を発症すると、べとべとした臭いのある耳垢がたまります。かゆみが出るため、しきりに耳を掻いたり頭を振ったりといった症状が見られます。

原因は様々ですが、主に細菌や真菌が耳垢に繁殖することで引き起こされたり、耳ヒゼンダニというダニによって引き起こされることが多いようです。

炎症が慢性化すると、耳の皮膚が厚くなり耳の穴がふさがってしまうことがあります。

外耳炎になりやすい犬種としては、ミニチュア・ダックスフンドやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどのたれ耳の犬がかかりやすいので特に注意が必要です。

アレルギー

アレルギーが原因の場合でもかゆみの症状が見られます。特に多いのがノミアレルギーや食物アレルギーです。

ノミアレルギーはノミに咬まれることにより、ノミの唾液中に含まれる物質に対してアレルギー反応を起こし、その症状としてかゆみが出ます。

食物アレルギーの原因となりやすいものとしては、小麦、とうもろこしなどがあります。

予防はできるの?

耳血腫の場合には、原因がわかっていないので、明確な予防法はないのですが、耳ダニや外耳炎などのかゆみを引き起こす病気にならないようにすることが、耳血腫の予防にもつながります。

外耳炎にならないようにするには、日頃から汚れていないか耳の中をチェックし、耳掃除をしましょう。湿らせたコットンや綿棒で掃除するのがおすすめです。乾いていると、耳の中を傷つけてしまう恐れもあるので気を付けましょう。

ノミアレルギーの場合には、ノミに咬まれないようフロントラインなどのノミダニの駆虫薬を使用しましょう。市販のものよりも動物病院で処方される薬のほうがおすすめです。

また、食物アレルギーの場合には、原因となりやすい小麦やとうもろこしなどの穀物が使用されていないグレインフリーのフードを与えることをおすすめします。

最後に

今回ご紹介した病気は命にかかわるような重大な病気ではありませんが、放っておくと悪化してしまうものばかりです。

「そのうち治るかな?」と様子を見ていると、どんどんひどくなってしまい完治が難しい、なんてことにもなりかねません。

しきりに耳を掻くようなしぐさがみられたらぜひ一度、動物病院を受診してみてください。

もしかして糖尿病!?ちゃんと食べているのに痩せてくる、水を大量に飲むといった症状が出たら要注意!

犬の糖尿病は症状が進行してから発見されることが多く、毎日の食事管理や注射が必要になる大変な病気です。

合併症を引き起こすこともあり、早期発見・早期治療が大切です。今回は糖尿病になるとどんな症状が出るのかや原因、治療法、対策をご紹介いたします。

どんな症状が出るか

インスリンは膵臓から分泌され、血液中の糖を細胞内に取り入れる働きをしているのですが、何らかの理由でインスリンの働きが弱くなると糖を細胞内に取り入れられず、血液中に残ったままになってしまいます。

これを高血糖といい、高血糖が続くと体のさまざまな器官に障害が出てきます。

糖尿病になると多飲多尿といって、水を大量に飲んだりおしっこの量が増え、糖をエネルギーとして取り入れられないので食欲があって食べているのに痩せてくるといった症状が見られます。

原因

糖尿病には膵臓の細胞が壊され、インスリンが分泌されなくなるタイプと、インスリンが分泌されているものの、その効果が弱くなってなってしまうタイプの2種類があります。

インスリンが作れなくなる原因はわかっていませんが、「肥満」「遺伝」「犬種」「年齢」「性別」が関係しているのではないかといわれています。

糖尿病にかかりやすい犬種としては、ミニチュア・シュナウザーや、トイ・プードル、ビーグルなどが知られています。

また、糖尿病にかかる年齢は6歳以上が大部分を占めており、オスよりもメスのほうがなりやすいというデータもあります。

高齢になるにつれて代謝が落ちてきているにもかかわらず、今までの同じ食事量だといつの間にか肥満になってしまうこともあります。オスよりもメスのほうがなりやすいのはメスの性ホルモンが糖尿病の発症と関係あるとみられています。

避妊をしていないと、発情期の後の2か月間で黄体ホルモンが上昇しているときに、一時的に後者のタイプの糖尿病になってしまうこともあるようです。

治療

糖尿病の治療はインスリン注射になります。これは毎日行うもので獣医さんから指示を受けて飼い主さんが注射します。

インスリン注射の効果を高めるために、肥満の改善や避妊手術を行います。肥満の改善には適切な食事と適切な運動が大切です。

食事量や運動量によってインスリンの投与量は変わりますので、獣医さんと相談の上、実施するようにしましょう。

対策

糖尿病の予防には肥満にならないことが大切です。適切な食事量と運動量を管理しましょう。

おやつもなるべく減らしましょう。どうしてもあげたい場合は食事の量を減らしたり運動量を増やしたりして調節してあげてください。

メスであれば、避妊手術をするのも良いでしょう。ただ、避妊手術をすると太りやすくなる子が多いので気をつけましょう。

最後に

愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、糖尿病は避けたい病気の1つです。

糖尿病になってしまうと完治が難しいので生涯付き合っていかなければならず、飼い主さんもワンちゃんも大変です。

肥満にならないように気を付け、もし糖尿病の症状が見られたら早めに獣医さんに診てもらいましょう。

犬が血尿をしたら、腎炎の疑いあり!原因と対策を解説します

「おしっこが赤い!」「血が混じっている!」血尿は愛犬からの病気や体の異常を知らせるサインです。

血尿の症状が現れる病気を紹介しますので参考にしてみてください。

血尿の原因は?

尿道結石

尿道に結石ができる病気で、尿の通り道に結石ができておしっこの量が減ったり、ほとんどおしっこが出なくなったりします。また、おしっこしようとしてるのに出なかったり、ようやく出ても血尿だったりといった症状が見られます。

結石の種類には様々ありますが、犬に多くみられるのはストルバイト結石です。

尿石は、食べ物・水などから摂取されたカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが原因でおしっこがアルカリ性に傾くことでできやすくなります。これらを多く含む食事を過剰に、あるいは日常的に与えることによって、尿中に排泄されて結石ができてしまいます。

膀胱炎

膀胱炎になると、おしっこの色が濁ったり、血液が混じりピンク色のおしっこが出たり食欲が落ちたりといった症状が見られます。

膀胱炎の原因は寄生虫や外傷などさまざまですが、犬で多いのは細菌感染です。また、尿道が細く長いオスよりも尿道が太く短いメスのほうが膀胱炎になりやすい傾向があります。

腎炎

腎炎には急性腎炎と慢性腎炎があります。

急性腎炎の場合は、おしっこの量が減ったり血尿が出たりします。また、むくみや痛みなども見られ、進行するとおしっこが大量に出るなどの症状が見られます。

慢性腎炎の場合では、目立った症状は特にないのですが、症状がなくても進行しているので腎臓機能が低下する腎不全になる前に発見する必要があります。

急性腎炎の原因はウイルスや細菌感染によるもので、子宮に膿がたまる子宮蓄膿症などほかの病気からの感染もあります。この、急性腎炎からそのまま慢性腎炎になったり、急性腎炎を繰り返したりすることで慢性化することが多いです。

対策は?

結石ができやすい体質のワンちゃんは、獣医さんに相談しておしっこのpHを調整する療法食を処方してもらいましょう。また、おしっこが濃くなると石ができやすくなってしまいますので、我慢させないようにしましょう。

細菌感染による膀胱炎もバランスのとれた食事を与え、おしっこを我慢させないといったことで予防できます。ワンちゃんの生活する環境を清潔に保つことも大切です。

腎炎はウイルスや細菌感染が原因のことが多いので、感染しないようワクチン接種を必ず行いましょう。急性腎炎の予防が慢性腎炎の予防にもつながります。

腎炎になってしまうと完治が難しいため、腎不全に進行するのを防ぐ治療をします。万が一、腎炎になってしまっても早期発見・早期治療ができれば病気の進行を遅らせることができますので、日頃から愛犬のおしっこの様子を注意深く観察するようにしましょう。

最後に

おしっこの異常が見られた場合に疑われる病気を3つほどご紹介いたしました。

おしっこは目に見えるので何かしら異変が起きた場合、とてもわかりやすいです。愛犬からのこのサインを見逃さずに受け取れるかどうかでその後の治療や治るまで期間が変わってきます。

異常が見られたら、早めに動物病院の受診することをおすすめします!

犬が時々後ろ足をあげることがある・・・その原因とは?

あなたのワンちゃんは時々後ろ足をあげて歩くことはありませんか?

犬は言葉を話せないので、いつもと少し様子が違うと心配になりますよね。ここでは、そんな症状が見られたら疑うべき3つの病気を紹介します。

疑われる病気

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は膝のお皿のところの溝が浅く、お皿が外れやすくなってしまう病気です。はずれやすさによって4つのグレードに分けられます。

グレード1では、脱臼しても自然と戻ることが多く、無症状で気づかないことが多いです。

グレード2では、脱臼したまま歩くことがありますが、人間の手で戻してあげたり、犬が足を伸ばしたりして自分で戻すこともあるようです。

グレード3になると、脱臼を戻してもまたすぐに脱臼してしまいます。そのため、足をあげて歩くことが多くなります。

さらに進んでグレード4になると、常に脱臼している状態となり、元に戻せず、足をあげたままの状態で歩くといった歩行異常が見られるようになります。

骨肉腫

骨肉腫とは骨のがんです。発症すると激しい痛みとともに足をあげる、引きずるなどの症状が見られるようになります。

特に大型犬に多く見られます。骨肉腫は進行がとても早く、発見されたときにはすでに転移している場合が多いです。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂を起こすと、急性断裂では後肢を上げて歩いたり、少しだけ地面につけて歩いたりするようになります。

慢性化したものでは、足を引きずったり、立ったり座ったりの動作がつらそうな様子が見られます。

事故や激しい運動などによって急激に圧力が加わることが原因となることが多いですが、肥満による股関節への負担が原因となる場合もあります。

対処法は?

膝蓋骨脱臼を予防するためには、滑りやすいフローリングにはマットを敷くなど膝に負担をかけないことが大切です。また、膝蓋骨脱臼は遺伝するので、繁殖しないようにしましょう。

骨肉腫は原因が分かっていません。予防が難しく、転移も早いので早期発見・早期治療が何よりも大切です。疑わしい症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

前十字靭帯断裂にならないようにするには日頃から激しい運動は避けるようにしましょう。また、食事管理をしっかりして肥満にならないようにしましょう。

最後に

後ろ足をあげた場合に考えられる病気をいくつかご紹介いたしました。愛犬にあてはまる症状がないか参考にしていただければと思います。

しかし、素人判断でうちの子はこの症状だからこの病気だろうと決めつけてしまうのは良くありません。手遅れになってしまうかもしれません。

初期の段階で治療をすれば、治るまでの時間も治療費も少なくてすみます。

いつもと様子が違うと感じたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

犬の歩き方がおかしい・・・ヘルニアの可能性あり!原因と対策を解説します

いつもと歩き方が違う、おかしいと感じたら何か異変が起きているのかもしれません。

歩き方の様子で疑われる病気を解説します。

どんな歩き方ですか?

足を地面に着かない

外傷・骨折が疑われます。肉球がガラスや石などで傷ついていませんか?また、夏に多いのですがアスファルトが熱くなっているのでやけどしてしまうことがあります。

骨折の場合には痛がって触られるのを嫌がります。

まずは、肉球をよくチェックしてみてください。

歩き方がぎこちない

この症状で疑われるのが股関節形成不全です。この病気は特にゴールデンレトリバーなどの大型犬によく見られます。

これは主に遺伝の関与が大きい病気で股関節の形成や成長に異常が見られる病気です。

歩き方がぎこちない症状のほかにウサギのように両足で飛び跳ねる「バニーホップ」と呼ばれる特徴的な動きが見られます。

足を引きずっている

椎間板ヘルニア

頸部の椎間板ヘルニアでは、頸部の疼痛、神経麻痺などによって足を引きずるといった症状が見られ、重症になると、自力で立ち上がれなくなり、四肢が完全に麻痺して半身不随や、さらには排便・排尿の困難なども見られることがあります。

胸や腰部の椎間板ヘルニアでは、腰から背にかけての疼痛により、背中を触ると痛がったり嫌がったりするようになります。また、後ろ足の麻痺などが起こり、排便・排尿の困難なども見られることがあります。

レッグテルペス

主な症状は足を引きずる、足に力が入らないなどです。そのほかの症状としては食欲の低下や股関節を触られるのを嫌がるなどです。

これは主に小型犬に多く見られます。原因は不明で、大腿骨頭への血行が阻害され、骨頭が壊死してしまう病気です。

対策は?

お散歩コースに砂利道がある場合は石のほかに、ガラスなどの危険なものが落ちているかもしれないのでできるだけ避けましょう。

また、夏のお散歩は自分でアスファルトを触ってみて熱いと感じたらやめたほうが良いでしょう。太陽が沈んでからもしばらくは熱いままですので、「もう大丈夫だろう」と思っていてもワンちゃんは人間よりも地面に近いのでその分熱く感じますし、熱中症にもなりやすくなります。

股関節形成不全を発症する理由の7割が遺伝に関係しているといわれていますが、残りの3割は環境などの後天的なものです。

骨が急速に成長する生後60日の間に、股関節に対してどのような力が加わるかが、骨盤の形成に影響していることが近年わかってきました。この時期に肥満や過度の運動をすると、異形成を起こしやすいといわれます。

大型犬のほうが発症しやすいのは、生後60日の間に急激に体重が増加するため、股関節へ過度のストレスがかかりやすいからだと考えられています。

肥満にならないようフードの与えすぎには気を付け、室内の場合にはフローリングで滑ってしまうこともあるので、滑り止めを敷くなどして対策しましょう。

椎間板ヘルニアは、激しい運動や肥満、骨の老化などで、体の重みを支える脊椎の、特にクッションの役割をする椎間板への負担が大きくなり損傷することによって起こります。

特に胴の長いダックスなどに多く見られます。階段の上り下りや激しい運動は控えるようにしましょう。

また、肥満体型も脊椎に負担がかかりヘルニアの原因になりますので、気をつけましょう。

最後に

愛犬の歩き方から考えられる病気をほんの一例ですが紹介しました。

犬は体調の悪さやどこか痛くても隠そうとする生き物です。

「いつもと様子が違うな」と思ったら念のため動物病院で診てもらいましょう。

犬の口臭、気になりませんか?歯周病になる前に早めの対策を!

歯磨きなどお口のお手入れを嫌がるワンちゃんって多いですよね。

でも嫌がるからといって、放っておくと歯石がついてひどくなると歯周病になってしまいます。そうならないためにも、日頃のケアが大切になってきます!歯石が着く原因とお手入れの仕方を解説していきます。

歯石が着く原因

最も多い原因が食生活です。パウチや缶詰のドッグフードを主食で与えているとドライフードのみを与えているワンちゃんと比べて、歯垢が着きやすくなります。その歯垢を放っておくとやがて歯石になってしまいます。

最近では、手作り食を与える飼い主さんも多くそれも歯垢が着く原因です。食いつきや健康を気にして手作り食にしているつもりでも、それが原因で歯周病になりご飯を食べられなくなってしまっては元も子もありません。

実際に歯を磨いてみましょう!

理想のお手入れ方法は歯磨きです。しかし、嫌がってなかなかやらせてくれないというワンちゃんも多いと思います。そんなワンちゃんのために、3つのステップを紹介します。

ステップ1:口に触ることにならそう!

口周りは触られることを嫌がる子が多いですよね。それなのに、最初から歯ブラシで歯を磨こうとしてもますます歯磨きを嫌いになってしまいます。まずは、口周りに触ることに慣らしましょう。触らせてくれたらしっかりと褒め、おやつを与えたり「良いことがあると」思わせることが大切です。

ステップ2:ガーゼで歯を磨いてみよう!

口を触れるようになったら、まずはガーゼで歯を磨いてみましょう。最初のうちは少しガーゼで磨いて終わりにします。おりこうさんにできたらおやつをあげるなどして褒めてあげましょう。慣れてきたら、磨く時間を長くしていきます。

ステップ3:歯ブラシで磨こう!

ガーゼで磨けるようになったら、次はいよいよ歯ブラシで磨きます。最初からいきなり磨かず、まずは歯ブラシの匂いをかがせたり舐めさせたりして慣らしていきましょう。

慣れてきたら口に入れてみます。この段階では動かさず口に入れただけで褒めてあげましょう。歯ブラシに慣れたら実際に歯を磨いてみましょう。

最後に

飼い主さんが「よし!歯を磨くぞ!」と気合を入れてやろうとするとワンちゃんにもそれが伝わってしまい、身構えてしまいます。飼い主さんもワンちゃんもリラックスしてやるのが理想です。

ワンちゃんの場合、歯垢が歯石になるまで約3~5日ほどだそうです。できれば毎日歯磨きをしてあげたほうが良いですが、無理そうな場合は週に2~3回くらいを目安に頑張ってみましょう!

歯石になってしまうと歯磨きでとることはできず、歯石除去やひどくなると抜歯の手術が必要になってしまいます。

歯磨きは大切な愛犬の歯を守るための重要なしつけです。ご褒美のおやつなどを活用して、歯磨きを楽しいものにできるように根気よく取り組んでみてください。

犬の涙、目やにが多い場合に考えられる原因、涙やけになる前の対策を解説!

トイプードルやチワワなど特に小型犬に多い涙やけ。最初は「涙がよく出るな」くらいでも、放っておくとどんどんひどくなり目の下が茶色く皮膚がただれてきた、なんてことになってしまいます。

涙やけはいろいろ試してみても治らないという声の多い症状の1つです。そんな目やに、涙やけの原因と対策を解説します!

涙やけの原因は?

アレルギー

犬にも人間と一緒で花粉症があります。決まった時期や場所で涙が大量に出る場合は花粉症が疑われます。涙だけでなく、全身の毛色に変化があったり、発疹や痒がるようであれば食物アレルギーの可能性があります。

涙腺・涙管

涙腺や涙管が生まれつき狭いか、だんだん狭くなって涙が多くなることもあります。もともと狭い場合は遺伝の可能性がありますが、だんだん狭くなる場合は、ドッグフードに含まれる添加物や原材料として使用されているタンパク質が原因ではないかと言われています。

水分不足

涙の98%は水分で、その他にタンパク質などを含む弱アルカリ性の液体です。この水分量が減少すると、タンパク質などの濃度が上昇しべたべたしてきます。

べたべたした涙は涙管をうまく流れず眼の外に溢れ、眼の周囲の毛に付着します。この涙が空気に触れて酸化すると茶色く変色し涙やけになってしまいます。

涙やけにならないようにするには?

アレルギーが疑われる場合には、動物病院での検査をおすすめします。原因物質を突き止め、与えないようにするのがベストです。

涙腺や涙管に原因がある場合には生まれつきだと、涙管洗浄など大掛かりなものになってしまいます。

添加物が原因の場合にはドッグフードを切り替えたほうが良いでしょう。原材料の1番目に良質なタンパク質が来ていて、穀物不使用のグレインフリーフードがおすすめです。ヒューマングレード(人間でも食べられる品質)の表記があればベストです!

また、水分を多く摂取させるようにしましょう。しっかりと運動させ、体液の流れを良くし、水を飲ませることによって、尿から老廃物を排泄させるようにします。

最後に

涙が出て、目やにが増えてきたときはこまめに拭いて清潔に保つことが大切です。この基本的なことを怠ると、涙やけを悪化させ湿疹やかゆみの原因にもなりかねません。

また、自己流のケアで悪化させてしまったり、結膜炎や他のトラブルを併発してしまわないように、「たかが涙やけ」とあなどることなく症状がでたら、まずは動物病院で相談をしましょう。

犬が皮膚をかゆがる原因とは?悪化する前に早めの対策を!!

あなたのワンちゃんは頻繁に皮膚を掻いていませんか?フケが出ていたり、毛艶や毛並みが悪かったり・・・。最初は部分的だったものが放っておくと全身に広がってしまうこともあります。悪化してしまうと完治するのが難しくなってしまったりと良いことはありません。ここでは、いくつかの原因と対策を解説していきます。

かゆがる原因は?

アレルギー

食物アレルギーでかゆくなることがあります。原因として取り上げられるのは「タンパク質」「炭水化物」で、その中でもタンパク質がアレルギーの原因となることが多いです。

ノミ・ダニ

お散歩中や、お部屋の中で「ノミ」「ダニ」が付着してしまうことがあります。そうすると吸血されかゆみが出ます。

シャンプー

シャンプーの頻度が少ないのも問題ですが、逆に毎日シャンプーするのも問題です。洗いすぎると必要な油分まで洗い流され、過剰に分泌されることになりべたつきやかゆみの原因になります。また、乾かし残しがあると菌の繁殖の原因となります。

皮膚炎

「細菌性皮膚炎」「真菌性皮膚炎」「膿皮症」などがあります。

細菌性皮膚炎は皮膚に細菌が感染し、かゆみや発疹を引き起こします。この皮膚炎で感染する細菌はほとんどが常在菌で、普段は無害なのですが何らかの原因で皮膚のバリア機能が壊れると一気に繁殖し、かゆみなどを引き起こします。

真菌性皮膚炎はいわゆるカビの感染による皮膚炎です。皮膚のバリア機能が正常であれば、カビを抑えられるのですがバリア機能が壊れてしまうと簡単にカビに感染してしまいます。

膿皮症は皮膚のブドウ球菌や連鎖球菌による感染症です。赤い発疹の中央に膿が見られるので膿皮症といわれており、膿が破れ周りに感染していきます。

それぞれの対策は?

アレルギーの場合には動物病院で検査をしてもらい、繰り返さないためにも原因を突き止めたほうが良いでしょう。タンパク質の種類が原因となることが多いですが、質が原因となることもしばしばあります。

鶏肉のみなどの1種類のタンパク質で、合成の添加物の入っていないフードを選ぶことが大切です。

ノミ・ダニは動物病院で処方されるフロントラインなどの薬がおすすめです。市販の薬やシャンプーでは効果が低いものもあります。

また、冬はノミ・ダニはいないと思って春から秋の間しか薬をつけない方もいると思いますが、お部屋の中は冬でも暖房がついていて暖かいのでカーペットなどにいる場合もあります。なので、できれば季節を問わず薬を使用しましょう。

犬のシャンプーの頻度は月に1回程度が理想です。また、お家でシャンプーする場合には人間用のシャンプーではなくきちんと犬用のシャンプーを使用するようにしましょう。人間と犬では皮膚のpHが違いますので、人間用のシャンプーでは刺激が強すぎます。

皮膚炎が疑われる場合には、動物病院を受診しましょう。原因によって治療法は異なりますが、抗生物質の投与や薬用シャンプーでの治療が主なものになると思われます。お家でのこまめなシャンプーが必要になる場合もあります。

最後に

ひとくちにかゆみ、皮膚炎といっても内容は千差万別で原因も様々です。完治するものもあれば、完治が難しいものもあります。

皮膚病対策で最も大切なことは皮膚を清潔に保つことです。

普段、皮膚は毛で覆われており日頃のチェックが難しいものではありますが、皮膚は犬の健康状態を反映する非常に大切です。ブラッシング・シャンプーの際にこまめにしっかりとチェックすることをお勧めします。

犬が下痢、嘔吐をしたら腸炎の可能性があるかも!考えられる原因と対策を解説します

ワンちゃんを飼育していく上で、よくある異常が下痢や嘔吐だと思います。単なる食べ過ぎやストレス、あるいは腸炎などの病気のサインかもしれません。食べ過ぎであれば、少し様子見でも大丈夫ですが、万が一病気だった場合きちんと対処しないと手遅れになってしまうかもしれません。この記事ではワンちゃんが下痢や嘔吐をした場合に考えられる原因と対策を解説していきます。

下痢の原因は?

食べ過ぎ

子犬の時期によくあるのがドッグフードの与えすぎです。子犬はコロコロしているくらいが健康的で良いのですが、まだ自分で食べる量を調整できないのでお腹いっぱいになっても食べ続けてしまいます。そのため、消化しきれず下痢をしたり嘔吐したりします。

ストレス

ワンちゃんも人間と一緒で緊張したりストレスを感じます。引っ越しなどの環境の変化やトリミングに出すなどの普段と違うことをすると便がゆるくなることがあります。

寄生虫

寄生虫はとっても身近な存在です。「回虫」や「鈎虫(こうちゅう)」、「鞭虫(べんちゅう)」は口から卵が入ることで感染します。

お散歩中に寄生虫に感染している他の犬の便の匂いを嗅いだときや舐めてしまったときに感染することがあります。感染すると下痢や嘔吐を引き起こし、便や嘔吐物に寄生虫が見られる場合もあります。

アレルギー

食物アレルギーがある場合、アレルギーの原因となるものを食べるとアレルギー反応をおこして下痢をします。

腸炎

炎症性腸疾患で急性のものと慢性のものがあります。急性腸炎は急によだれを垂らすような吐き気から始まり、下痢を伴うことが多いです。原因は様々ですが、多い要因としては腐った食べ物や水を飲んだことによる細菌感染やパルボウイルス感染症などです。

慢性腸炎は炎症性腸疾患といわれ、Tリンパ球、好酸球などの炎症細胞が腸の粘膜全体に広がったことで慢性的に炎症が起こる病気の総称です。

急性腸炎と比べると症状は軽いですが、下痢や嘔吐を繰り返すため、体力が低下したり栄養不足からさまざまな器官に負担がかかったりします。

お腹が鳴ったり口臭が強くなります。また、お水を多く飲むようになり尿の量が増え元気がないように感じられます。このような症状が慢性的に繰り返し見られます。

それぞれの症状の対策を解説!

食べ過ぎやストレスであれば、緊急性は低いので様子見でOKです。与えるフードの量をいつもより少なくしたり、1食抜いてみるのもありです。

ただ、子犬の場合は食事を抜いてしまうと低血糖になってしまうことがあるので注意が必要です。

寄生虫やアレルギーの場合は、緊急性は低いですが動物病院の受診をおすすめします。虫下しを処方してもらったりアレルギーの原因を突き止める必要があります。

また、犬は肉食なので穀物の消化を苦手とし、アレルギーが出やすいです。ドッグフード選びにはグレインフリーのフードをおすすめします。

腸炎が疑われる場合にはすぐに動物病院で診察してもらいましょう。

急性腸炎の場合は原因により治療方法は異なります。外科的な手術だったり抗生物質の投与になります。

慢性腸炎の場合、完治が難しいといわれていますが食事療法や生活習慣を見直すことが改善への近道です。

最後に

下痢、嘔吐の原因はさまざまです。様子見でOKの場合もあれば、緊急性の高いものあります。ここに記したのはほんの一例ですので、少しでも心配なことがあれば、大切な愛犬の命を守るためにも自己判断せずに獣医さんに診てもらいましょう。