犬が咳をしている場合に考えられる原因と対策を解説します!

犬も人間と一緒で咳をすることがあります。何かが喉に詰まったときにするときもあれば病気のサインかも・・・という咳もあります。

今回は咳をしているときに考えられる病気の原因と対策を解説します。

咳の原因は?

ケンネルコフ

食欲も元気もあるけれど、時々咳をするという場合に考えられる病気として、ケンネルコフが挙げられます。

ケンネルコフはウイルスや細菌の接触感染や飛沫感染が原因で発症します。ペットショップなど犬が集団で生活する環境では1頭が発症すると次々と感染してしまいます。

フィラリア症

フィラリアに感染しても初期の段階では、ほとんど症状はみられませんが寄生されてから年月が経過すると咳の症状が見られるようになります。

フィラリアに感染している犬を蚊が吸血することによってフィラリアの幼虫が蚊の体内に入ります。その蚊に吸血されると、口から幼虫が犬の体内に入り、感染してしまいます。

フィラリアが多数寄生している場合には、大動脈症候群になりすぐに治療を行わなければいけません。治療が遅れると致死率はほぼ100%です。

心臓病

咳のほかに疲れやすい、運動をしたがらないといった症状が見られたら、僧帽弁閉鎖不全症を疑いましょう。

心臓の中にある血液の逆流を防ぐ働きをする僧帽弁が変性し、弁がしっかり閉じなくなることが原因です。

変性が起こる原因は不明とされていますが、キャバリアやマルチーズなどの犬種に多いことから遺伝的要因があるのではないかと考えられています。

どうしたら予防できるの?

ケンネルコフの原因となるウイルスのいくつかに対してはワクチンがあるので子犬のころからきちんと接種するようにしましょう。

フィラリアの確実な予防法は月に1回の予防薬の投与です。この薬は幼虫が血管に入る前に死滅させてくれるものです。投与期間は蚊が出る1カ月前からいなくなる1カ月後までといわれていますが、理想は1年を通しての投薬をおすすめします。

また、1年間薬を与えていなかった場合には薬をあげる前に必ず、病院でフィラリアに感染していないか検査をしてもらいましょう。

1年間毎月与えていれば、感染の心配はありませんが、そうでない場合に感染している状態で薬を与えてしまうと、死滅した血管につまってしまい愛犬がショック死してしまうことがあります。

僧帽弁閉鎖不全症は原因不明の病気で発症してしまうと完治することはありません。なので、こうすれば予防できるといった確実な方法があるわけではありません。

しかし、発症してしまった場合に病気の進行を遅らせることができますので、早期発見・早期治療がカギとなります。

発症しやすい犬種を飼っている場合には健康診断を定期的に受けることをおすすめします。

最後に

ひとくちに咳といっても、様々な原因、病気があります。

ちょっと咳き込んだだけのものもあれば、心臓病など大きな病気のサインという場合もあります。

咳が長引くようであれば、愛犬の健康を守るためにも一度動物病院を受診してみましょう。

毛がごっそり抜ける原因とは?もしかしたらアレルギー?詳しく解説します

近年、犬のアレルギーがとても増えています。本来無害であるはずの食べ物や花粉などに体の免疫細胞が過剰に反応してかゆみや脱毛などの症状としてあらわれるのがアレルギーです。

あなたのワンちゃんは、しきりに体をかいたり、抜け毛が多くなったりしていませんか?もし、そんな症状が出たら要注意です!

今回は、アレルギーの主な3つの種類の症状や原因、予防をご紹介します。

アレルギーの種類

ノミアレルギー

ノミアレルギーの症状・原因

ノミの唾液中に含まれる成分がアレルゲンとなり、痒みや発疹、脱毛などの症状が見られます。ノミが寄生しやすい背中からお尻、しっぽの付け根にかけて症状が出る場合が多いです。

お散歩時、草むらに入ったときなどにノミに寄生されてしまうことが多いです。ノミが発生しやすい季節は春から夏にかけてですが、最近では暖房器具が整っているので冬でもノミがいる場合があるので注意が必要です。

また、ノミアレルギーはノミの唾液だけでなく、ノミの糞や死骸が皮膚から体内に入ってアレルギーが起こる可能性もあります。

ノミアレルギーの治療・予防

まずは、犬の体に寄生しているノミを駆除するのが一番大切です。駆除と並行してかゆみや炎症を抑える治療をします。

ノミを駆除するためには、市販の薬よりも動物病院で処方される薬をおすすめします。動物病院の薬のほうが効果が高く、確実です。また、ノミが見つかってから薬を処方してもらうのではなく、予防のために定期的に処方してもらうようにしましょう。

食物アレルギー

食物アレルギーの症状・原因

食物アレルギーの場合は、アレルゲンとなる食べ物が触れる口の周りや目の周り、耳など体の内側から赤みや脱毛、発疹が見られます。

原因は、鶏肉や豚肉などのタンパク質や、小麦や米といった穀物など数多くあり様々です。その中でも、犬は本来肉食なので、穀物の消化を苦手としていてアレルギー反応が出やすいようです。

食物アレルギーのアレルゲンは様々なので、原因を特定するのが難しいですが、原因となる食べ物を特定しないと治療が難しいため根気強く取り組んでいくことが大切です。

食物アレルギーの治療・予防

まずは、アレルゲンと疑われる食べ物を除いた食事を与える方法があります。それで、アレルギー反応が出なければその食べ物が含まれていない食事を与えるという食事療法を続けていきます。

予防としては、アレルギー反応が出やすい穀物を使用していないグレインフリーのフードを与えると良いでしょう。また、万が一アレルギーになってしまった場合でも原因を特定しやすい単一タンパク源のフードがおすすめです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の症状・原因

アトピー性皮膚炎の場合には、激しいかゆみが出るため、とてもかゆがります。初期の段階では、赤みや脱毛、発疹が手足や顔など部分的に見られますが、治療をせずに長期間放置してしまうと、全身に広がってしまうこともあります。

原因としては、遺伝的な要因とダニ、ハウスダスト、花粉などのアレルゲンが関係しているといわれています。主に室内犬に多く見られ、理由は室外犬よりもそうしたアレルゲンに触れる機会が多いからです。

アトピー性皮膚炎の治療・予防

基本的には、かゆみや炎症を抑える投薬治療が中心となります。また、定期的に専用のシャンプーで洗うことで正常な皮膚のバリア機能に戻し、アレルゲンの侵入を防ぎ症状の悪化を防ぎます。

そして、アレルゲンとなる物質を特定することが大切です。特定できたら、アレルゲンをできる限り除去しましょう。

まとめ

いかがでしたか?アレルギーとひとくちにいっても、原因はさまざまです。

アレルギーは人間の花粉症のように、完治できるものではないですが、放っておくと毛が生えてこなくなってしまったり皮膚が黒ずんでしまったりと見た目も可哀想です。

もしも、アレルギーの疑いが出たら獣医さんと良く相談して根気強く向き合ってあげてください。

犬のポッコリお腹、フィラリア症かも!?その他の病気の可能性、対策を解説します

犬のお腹が膨れる原因は、食べ過ぎや運動不足、妊娠だけではありません。病気が原因の可能性もあります。

今回は、お腹が膨れる症状が現れた場合に考えられる病気と対策を解説していきます。

原因

フィラリア症

フィラリア症は蚊に媒介され犬に感染する病気です。フィラリアに感染している犬を蚊が吸血した際、幼虫が蚊の体内に入り成長します。

次にほかの犬を吸血する際に成長した幼虫が犬の体内に入り、寄生します。その後、脱皮を繰り返し成長して、2~3カ月ほどで血管に到達します。そして、最終的には心臓に寄生し、感染してから半年ほどで成虫になります。

感染の初期の段階ではほとんど症状は見られませんが、心臓に寄生されると息が荒くなったり呼吸器症状がひどくなり、お腹に水がたまる腹水という症状が見られるようになります。

さらに進行すると、血を吐いたり失神することもあります。

また、フィラリアが多数寄生していると大動脈症候群という急性症状を引き起こすことがあります。この場合、血尿や呼吸困難で倒れるといった症状が見られ、緊急治療が必要な状態で、治療が遅れるとほぼ100%死んでしまいます。

回虫

回虫症は成犬では下痢がみられることがありますが、ほとんどは無症状のことが多いようです。しかし、子犬が感染すると下痢や嘔吐といった症状や、お腹が膨れるといった症状が見られます。

また、元気がなくなりひどい場合には命に関わる場合もあります。

回虫症の原因は、犬回虫という寄生虫の感染です。おもな感染経路は、犬回虫に感染している他のいぬの便のニオイを嗅いだときに口から入ってしまう経口感染です。

他には、母犬の胎内で感染してしまう胎盤感染やお乳によって感染してしまう乳汁感染などがあります。

回虫は最終的に小腸に寄生し、多数寄生されると下痢などの症状が重くなったり小腸に回虫が詰まり、腸閉塞の原因となったりします。

肝臓がん

肝臓に悪性腫瘍ができてしまう肝臓がんの場合、初期の段階だと目立った症状はありません。

しかし、進行すると元気や食欲がなくなり、体重が減ってきます。他にも下痢や嘔吐、お腹が膨れてくるという症状が現れ、発見や治療が遅れてしまうと死んでしまいます。

肝臓がんの原因は2種類あり、1つは肝臓そのものにがんができるものですが、こちらは原因がよくわかっていません。しかし、老犬によくみられる傾向があります。

もう1つは、悪性リンパ腫やすい臓がん、胃がんなどの転移が原因のものです。

対策

フィラリアの予防には動物病院で処方される予防薬を投薬しましょう。この予防薬は幼虫が血管に到達する前に死滅させ、心臓に寄生するのを防いでくれるものです。

予防薬を与える期間は蚊が出始めた1か月後から蚊が出なくなった1か月後までとされています。しかし、蚊がいなくなったからといって勝手に止めず、獣医さんの指示に従って与えるようにしましょう。

回虫の予防には、経口感染を防ぐため散歩中などに他の犬の便に触れさせないようにしましょう。

肝臓がんは原因がよくわかっていないので予防法がありません。これといった初期症状もないので、がんが大きくなるまで気づかないことが多く、手遅れになってしまうことが多いです。

早期発見・早期治療をするために、定期的に健康診断を受けましょう。

最後に

犬のお腹が膨れるのは愛犬からの病気のサインであることが多いです。

日頃から愛犬とスキンシップをとり、少しでも早く異変に気付いてあげたいですね。そして、異変を感じたら動物病院で診察してもらうことをおすすめします。

犬の鼻が乾いている時間が長いのは病気の可能性あり!?原因と対策を解説します

いつもはツヤツヤして濡れている鼻が今日はカサカサしていて、どことなく元気もない様子・・・。

よく犬の鼻が乾いていると病気なのではないかといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。今回は、鼻が乾いている原因や理由、対策を解説します!

なぜ鼻は濡れているのか

まずは、なぜ犬の鼻が濡れているのかをご説明します。

鼻は犬にとって、とても大切な器官です。嗅覚は私たち人間のおよそ100万倍といわれています。

空気中のニオイの粒子は乾燥している状態よりも湿っている状態のほうが感じやすいと言われており、犬の鼻は涙腺とつながっていて、常に微量の涙や自分で舐めて鼻を濡らしておくことでニオイを感じやすくなっています。

つまり、鋭い嗅覚を保つために鼻を濡らしておくことは必須なのです!

では、なぜ乾いてしまうのでしょうか。その原因や理由を解説していきます。

原因・理由

主に、寝ているとき、眠い時、寝起きは乾いていることが多いです。これは、寝ているときは鼻を舐めないし、鋭い嗅覚を保つ必要がないからです。

では、昼間起きているときに鼻が乾いている場合はどうでしょうか。まれに空腹時でも鼻が乾く犬もいますが、それ以外の場合は何か体で異変が起きている可能性があります。

体調不良という可能性がありますが、ただ水分が足りていない、脱水ぎみという場合やただお腹がすいている場合もあります。

体調不良としては、風邪をひいていたり、下痢や便秘などのお腹の調子が悪かったり、些細なことでも鼻が乾くことがあります。

ストレスがたまることによっても乾くことがあります。その他何か病気にかかっている場合もあります。

いずれにせよ、鼻が乾いていた場合犬の体調がどんな具合なのか注意する必要があります。

  • 便に異常はないか
  • 食欲はあるか
  • 遊んだり散歩に行く元気はあるか
  • 目やには出ていないか
  • 座ったままだったり丸まってじっとしていないか

など、普段と比べて様子が違うかどうかチェックしてみてください。

異常がある場合には風邪の可能性がありますので、動物病院で診察してもらいましょう。

乾かないようにするには

鼻が乾かないようにする対策として一番効果的なのは水分補給です。水分が足りていなかったり、脱水気味だと鼻が乾きやすくなりますので、普段から新鮮なお水をいつでも飲めるようにするなど水分補給に気を付けてあげてください。

また、一時的に下痢や便秘などで体調が悪いときも鼻は乾きますが、そういった状態が何日も続くようであれば、何か他の重い病気という可能性もありますので、その時は動物病院で診察してもらってください。

最後に

鼻が乾いているとつい病気を疑いがちですが、病気の可能性は50%で、何もない可能性も50%だそうです。

鼻が乾いていても、元気に走り回って遊んでいる犬も多いですが、乾いた状態が数日続く場合は何かしらの病気のサインかもしれません。

そのときは、念のため動物病院に相談してみると良いでしょう。

おしっこが出ない、出るけど量が少なくトイレの回数が増えた・・・尿路結石かも!原因は?

膀胱、腎臓、尿管、尿道など、おしっこの通り道にできた結石をまとめて「尿路結石」といい、これらができてしまう病気を「尿路結石症」といいます。

尿路結石症は犬や猫に比較的多く見られる病気ですが、もしなってしまったらどんな症状が見られるのか、治療法や予防法を解説します!

尿路結石について

症状

尿路結石の元となる結晶はとがっていてとても硬いです。そのため、初期の段階では小さな石が尿道をチクチクと刺激するために、膀胱炎になりおしっこに血が混じるようになります。

おしっこの臭いが強くなったり、おしっこをする際に痛がる、何度もトイレに行くようになるといった症状が見られたら、膀胱炎の可能性があります。

膀胱炎が進行し、結石が大きくなってくると、おしっこの出が悪くなって1回の尿の量が減ったり、ほとんど出なくなってしまうこともあります。

そのまま放置してしまうと、急性腎不全の症状も見られるようになり、さらに進行するとおしっこの毒素が体にたまる尿毒症を引き起こし、死んでしまう可能性もあります。

原因

体の中の老廃物は腎臓でろ過され、尿管を通って膀胱へ運ばれ、尿道を通っておしっことして排泄されます。

体の老廃物にはおしっこの中で結晶を作るものがあり、それが尿道に滞ると有機物やほかのミネラルと結合してだんだん大きくなって結石になってしまうことがあります。これが尿路結石です。

どうして結晶化するのか、はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、細菌感染による膀胱炎、水分摂取量の減少や排尿の我慢による尿の濃縮、マグネシウム・カルシウムなどのミネラルの過剰摂取、ホルモンや代謝の乱れなどが関連していると言われています。

また、尿路結石ができやすい犬種もあるため、遺伝的な要因もあるようです。

尿道結石の種類には「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」「尿酸塩結石」などがあり、犬では「ストラバイト結石」がよく見られます。

ストラバイト結石は、細菌性膀胱炎などの尿路感染症が原因で尿がアルカリ化を起こすことにより、形成されると考えられています。

治療

治療法としては、結石が小さければ、カテーテルという細い管を使って尿道内の結石を洗い流したり、点滴で体内の水分量を増やしおしっこの量を増やすことによっておしっこと一緒に出してしまうという方法などがあります。

結石が大きくなってくると、手術で取り除く方法が一般的です。

また、結石の種類によっては療法食で尿を酸性や中性にし、結石を溶かすという方法もあります。

対策

まずは、結石の原因となる膀胱炎にならないように気をつけましょう。陰部を常に清潔に保ち、おしっこが濃くならないように新鮮な水をいつでも好きなだけ飲めるようにしておき、トイレは常に清潔にしてワンちゃんがしたいときに気持ちよくできるようにしておきましょう。

結石ができやすい体質のワンちゃんの場合には食事療法も合わせて行うとよいでしょう。結石を予防する食事は、結石の材料となるミネラルの量を制限したり、おしっこのpHを調節する内容になっています。

獣医さんと良く相談して、その子に合った食事を与えましょう。

最後に

尿路結石は犬によくみられる病気の1つで、治せない病気ではありませんが、結石ができやすい体質の子は再発を繰り返してしまうことがあります。

普段から愛犬のおしっこの色やにおい、回数、出方などに注意し、おかしいなと思ったら早めに動物病院へ連れて行きましょう。

犬が嘔吐した!考えられる原因や病気、対策を解説します

愛犬が嘔吐してしまったら、「病気かな?」「どうしたらいいの?」と焦ってしまいますよね。

今回は嘔吐した場合に疑われる病気と、日頃からできる対策をご紹介いたします。

疑われる病気

回虫症

回虫症は特に子犬が感染すると下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。他の病気と見極める点は、便や嘔吐物の中に白く細長いそうめんのような虫がいたら回虫症です。

成犬が感染すると主に下痢の症状が見られますが、無症状であることも多いようです。

回虫症に感染する原因として多く見られるのが、回虫症に感染している他の犬の便をお散歩中などに匂いを嗅いで、口に触れてしまう経口感染です。

その他の原因としては、子犬が母犬の胎内にいるときに感染する胎盤感染、お乳によって感染する乳汁感染などがあります。

腸閉塞

腸閉塞の症状は、どの程度のつまり具合なのかによって異なります。

つまりが軽い場合には、嘔吐や下痢、便秘、食欲不振などが見られます。完全につまってしまうと、先ほどの症状のほかに腹痛よりお腹を丸めた姿勢をとったり元気が全くなくなります。

また、つまりによって腸の血行が阻害されて腸管が壊死するとショック状態になり、死んでしまうこともあります。

腸閉塞の多くは異物の飲み込みが原因です。犬は好奇心旺盛で、目につくものをなんでも口に入れたがります。ちょっと目を離したすきに、ボールなどのおもちゃやティッシュ、ビニールなどを飲み込んでしまうことがあります。

他にも、腸の腫瘍や腸管に大量に寄生した寄生虫が原因で腸閉塞になってしまうことがあります。

中毒

中毒の症状で多いのが、突然の激しい嘔吐や下痢、痙攣、口から泡を吹いたりする、昏睡状態になり動けなくなるといった症状です。

ただし、これらの症状はほかの病気でも見られるので注意が必要です。中毒の診断はとても難しく、中毒の根拠となる明確なものがない限りは、まずほかの病気を疑って診断します。

原因として有名なのは、玉ねぎやチョコレート中毒ではないでしょうか。

玉ねぎ中毒は、玉ねぎに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、犬の血液中の赤血球を壊してしまうことによっておこります。赤血球が破壊されることで急性の貧血や血尿などを引き起こす場合があります。

チョコレート中毒は、カカオに含まれるテオブロミンという成分が原因です。よって、チョコレートだけでなくココアやコーヒーも危険ですので舐めさせたりしないようにしてください。症状としては、嘔吐や下痢、不整脈、発熱などが見られます。

その他の原因としては、化学薬品や殺鼠剤、除草剤の中毒などがあります。

対策は?

回虫症の対策としては、散歩中などに他の犬の便に触れさせないようにしましょう。

腸閉塞にならないようにするには、愛犬が届く範囲に飲み込めるようなものを置かない、目を離すときはゲージに入れるなどを徹底して異物を飲み込む危険をなくしましょう。

また、普段からいたずらや食べ物以外を口に入れないようしつけておくことが大切です。

中毒に対しては、原因となる物質に愛犬を近づけないことが大切です。よって、人間の食べ物はできるだけ与えないようにしましょう。

私たち人間にとっては無害でも、玉ねぎやチョコレート、ニンニクなど犬にとっては有害なものもあります。

また、殺虫剤や除草剤が使用された場所を散歩などで通る際も気を付けましょう。舐めてしまうと中毒になってしまう可能性があります。

最後に

嘔吐というのは、食べ過ぎなどの軽いものから、中毒などの命にかかわるような病気のものまで幅広く症状として現れます。

緊急性の低いものであれば、お家で様子をみていただいてもOKですが、一刻を争うものもあり、素人判断で診断してしまうのはとても危険です。

愛犬に異変が起きたらすぐに動物病院で診察してもらいましょう。