食欲がない場合に考えられる病気とは?原因と対策を解説します

いつもはご飯をあげるとガツガツ食べるのに、「今日は食べが悪いな」というときはありませんか?もしかしたら、体の中で何か異変が起きているのかもしれません。

今回は、食欲がない場合に疑われる病気の原因と対策を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!

原因は?

歯周病

歯周病の初期の段階では、歯茎が赤くなる程度ですが、進行すると出血や口臭がしたり、痛みで食べることが億劫になり食欲がなくなるといった症状がみられます。

歯周病が進行すると、歯周病の細菌が血流にのって全身に運ばれ、心臓や腎臓にたどり着き、他の内臓疾患を併発することもあります。

主な原因は、歯に付着した歯垢を放置し、それが歯石となりやがてその細菌が繁殖し炎症を起こすことで歯周病になっていきます。重症になると、全身麻酔で歯を抜く手術をしなければなりません。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症は、未経産や出産したことがあっても高齢になったメスに多く見られます。

症状としては、子宮から膿が出るようになり、熱が出たり水をたくさん飲むようになる、おしっこの量が増えたりします。病気が進行すると、食欲がなくなり元気もなくなります。

子宮が細菌に感染し、炎症を起こすことで子宮の中に膿がたまることが原因です。子宮蓄膿症になった場合には、一般的に子宮の摘出手術を行って治療します。

肺炎

肺炎になると、咳が出て食欲がなくなる、運動を嫌がる、疲れやすいといった症状がみられる他、運動しているときに呼吸が苦しそうだったり、呼吸困難になってしまうこともあります。

肺炎は、ケンネルコフの原因となるアデノウイルスや細菌などが気管に侵入し、感染することで起こります。また、アレルギーや寄生虫が原因でなる場合もあります。

対策は?

歯周病の予防には、歯磨きが一番です。理想は毎日することですが、犬の歯垢はだいたい3~5日で歯石になると言われているので、最低でも週に2~3回歯磨きをするようにしましょう。

また、半生フードや缶詰などは歯垢が付きやすいので、ドライフードを与えるようにしましょう。

子宮蓄膿症は、避妊手術をすることで予防することができます。出産させるつもりがないのであれば、初回の発情が来る前に避妊手術をすることをおすすめします。そうすれば、乳腺腫瘍という病気も予防することができます。

肺炎を予防するためには、ワクチンを定期的に接種しましょう。また、健康管理にも気を配り生活環境を清潔に保つことが大切です。

最後に

ただ単に食欲がないという場合もありますが、愛犬からの病気のサインということも考えられます。

他にも症状が出ていないかよく観察し、病気を早期発見・早期治療するようにしましょう。

犬が急激に痩せた、太った!生活環境に変化がない場合、病気の疑いあり!原因は?

引っ越しをしたり、特に環境の変化があったわけではないのに、最近なんだか痩せてきた、太ってきたと感じたら病気の疑いがあるかもしれません。

ただ、体重や見た目の変化だけでは単に痩せただけなのか、病気なのか判断がつきませんよね。そこで、他にもこんな症状が現れたらこの病気かも、というものをご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

原因

糖尿病

糖尿病になると、食べても食べても痩せるといった症状や、水を飲む量が増える、おしっこの回数や量が増えるといった症状が見られるようになります。

悪化すると、元気がなくなったり食欲がなくなったり、嘔吐が見られ、さらに悪化すると昏睡状態になり命に関わることがあります。

糖尿病を発症するはっきりとした原因はわかっていませんが、肥満や遺伝的要因などが関係しているといわれています。

また、糖尿病には2種類あり、よく見られるのは血液中の糖を細胞に吸収する働きをする「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されなくなるタイプです。糖が吸収されなくなることで高血糖になってしまいます。

もう1つは、インスリンは分泌されているのにその働きが弱くなってしまうタイプです。こちらはあまり一般的ではありませんが、メスの発情後期の黄体ホルモンが上昇しているときにまれにみられることがあります。

クッシング症候群

クッシング症候群になると、水を飲む量が増える、おしっこの量が増える、いっぱい食べるのにやせていく、全体的に毛がうすくなる、左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れるなどの症状がみられるようになります。

他にも皮膚が黒ずんだり脂っぽくなったりといった症状もみられ、病気が進行するとだんだん元気がなくなり眠ってばかりいるようになります。

原因は、脳下垂体や腎臓の傍にある副腎という器官の副腎皮質と呼ばれる部分に腫瘍ができ、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてしまうことです。

回虫

回虫症は成犬では下痢がみられることがありますが、ほとんどは無症状のことが多いようです。しかし、子犬が感染すると下痢や嘔吐といった症状や、お腹が膨れるといった症状が見られます。

また、元気がなくなりひどい場合には命に関わる場合もあります。

回虫症の原因は、犬回虫という寄生虫の感染です。おもな感染経路は、犬回虫に感染している他のいぬの便のニオイを嗅いだときに口から入ってしまう経口感染です。

他には、母犬の胎内で感染してしまう胎盤感染やお乳によって感染してしまう乳汁感染などがあります。

回虫は最終的に小腸に寄生し、多数寄生されると下痢などの症状が重くなったり小腸に回虫が詰まり、腸閉塞の原因となったりします。

それぞれの対策は?

糖尿病を予防するためには、肥満にならないようにすることが大切です。適度な食事と運動を心掛けましょう。

クッシング症候群には明確な予防法はありません。なので、早期発見・早期治療がとても大切です。気になる症状が出たら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

回虫症を予防するためには、散歩中などに他の犬のうんちに触れさせないようにしましょう。また、子供を産ませようと考えている場合は、事前にしっかりと駆虫をしておきましょう。

最後に

今回は急な体重の変化から考えられる主な3つの病気をご紹介しました。どれも放置してしまうと、命に関わるものばかりです。

「少し様子をみようかな」と放置せず、気になることがあったらすぐに動物病院で診察してもらいましょう!